園内西(向かって左)側の一体。遊園地らしいアトラクションが揃う。
※潜水艦が冒険の国にカテゴリされている古いガイドブックもあるが、
こちらではドリームランド発行の初期パンフレットに基づき、スポーツランドに含める。
ワンダーホイール
開園当初より閉園まで存在したアトラクションの代表であり、開園当初は世界一の高さ(75m、諸説あり)を誇った。尚、現在日本国内にこのタイプの観覧車は存在しない。
三精テクノロジーズ(旧三精輸送機)製。テーマソングなどもあったようだ。
1台おきに回転と共にレールに沿って中心部と外輪を往来する揺れるゴンドラが設置されている。
この形状はエキセントリック・ホイール(偏心観覧車)と言われ、
米コニーアイランド『デノズ・ワンダー・ホイール・アミューズメント・パーク』に1920年に設置され現役の超長寿観覧車を模倣し、1964年に日本ドリーム観光が独自で『二重回路の遊戯用展望車』の名で特許を出願している。(提案と特許考案者は当時副社長の阪上勉氏)
2001年の夏には本場ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーにこの偏心観覧車、『Sun Wheel』が初登場し、後にミッキーの顔で有名な『Mickey’s Fun Wheel』にリニューアルされた。なんとも運命的な話。(お互い意識していないのかもしれないけど)
最近では中国のサンリオのテーマパークにも導入されている。
(余談)びわ湖パラダイスという遊園地にも小型があったみたい?

観光カラーガイドシリーズ 1967より。
観覧車、ボブスレー、ロープウェイ。

閉園日は長蛇の列!(2002年)


1992年撮影。ゴンドラは70年代と95年に2度入れ替えがあったようだ。

初期ゴンドラ。 写真:JR全日本
参考『観覧車物語 福井優子 2005』
スイジングスイング
遊園地には必ずといって良いほどあるウエーブスインガー。富士車輌製。
ドリームランドでは長年「スイジングスイング」と呼ばれていた。
91年に入れ代わりがあり独ジーラー社の定番のものとなったが、閉園まで同じ場所にあった。

中心部分は飛行塔のような無骨な造り。
椅子の構造は現行のウェーブスインガーとさほど変わりないように見えるが、
安全ベルトが少ないからしっかりつかまってないとずり落ちてしまいそう?(1985年撮影)
ボブスレー(ポップスレー)
開園当初から。4人乗りで1週500mを最高時速100キロで走行。
80年代以降2両編成に。
潜水艦の池の水面に差し掛かり、結構濡れたらしい。閉園時まで健在。

写真:JR全日本

1980年頃。カラフルなレールがキレイ。

1990年代前半
潜水艦(詳)
開園当初より親しまれた潜水艦のなかに入り、水中のレールを走り展示された魚を見るアトラクション。
初めは黒塗りの潜水艦だったが、時代によって変わり晩年は黄色いポップな印象に。
晩年は水が濁ってしまったが、開園当初は水中がとても綺麗であったという。

遊園地ぴあ1999より
フリーウェイ
多分ゴーカートみたいな乗り物。全長650mのコース。
後に同場所にジャングル探検船ができた。

観覧車から撮影。潜水艦、ボブスレー、フリーウェイのコースが並ぶ。
写真:JR全日本
月世界探検館(宇宙探検館)
ロケットの形をした建物。CM映画放送(株)提供。どこ?
スクリーンと動く座席が備えられ、地球を出発したロケットが
月に到着するまでのシミュレーションができた。
途中で座席が動くことで臨場感が体験できるアトラクション。
後に「ドリームラマ」という360°パノラマ映像を見せる施設となった。
70年代中盤までの写真では建物の存在が確認できる。

1960年代 横浜ドリームランドパンフレット

1976年ごろ。
室内遊戯場
ゲームがたくさん並んだ子どもも大人も遊べる遊戯場。3号館まであった模様。
西部探検館、忍術秘伝屋敷に建物が続いていたようだ。
晩年はこことジョイパックドリーム地下のゲームセンターを併せて、
レトロゲームの宝庫と言われていた。
一部の筐体が台場一丁目商店街などに移設されている。

開園当時の室内遊技場の様子(主婦と生活 1964より)
閉園時、ゲーム専門誌で室内遊戯場に存在した筐体の特集が組まれた。
博物館級の古いゲーム機を管理し、多く残していたことが賞賛されている。
(アルカディア 2002年4月号)
西部探検館
アメリカ西部開拓時代を再現。早期に廃止。

1960年代 横浜ドリームランドパンフレット
忍術秘伝屋敷
別名「お化け屋敷」忍者の道具などの展示とお化けも出るというコンセプトだったようだ。
ちなみに66年には西部探検館と忍術秘伝屋敷の場所に
ビックリハウス(大和広告工芸(株)提供?)との記載もある。

1960年代 横浜ドリームランドパンフレット。70年代にできたものとは場所が異なるようだ?
オクトパス
おなじみの遊具。
外周列車、スイジングスイングとオクトパスは富士車輌(株)製作らしい。
(沿革にも遊具を製作していた記述はないが・・・)70年代の間に撤去されている。

1973年頃撮影。後ろには赤く塗られたワンダーホイールも見える。

右上部が室内遊戯場(西部探検館、忍術秘伝屋敷)その左奥が月世界探検館。
手前にはオクトパスやスイジングスイングも映る。
写真:JR全日本
ロープウェイ
スポーツランドと子供の国の外周列車駅を結ぶ。
70年代に運営終了しているようだ。※詳細調査中。

写真:JR全日本
ショッキングカー
エリアの中で車が衝突しないように避けるアトラクション。
早期に廃止か?
ティーカップ
初代コーヒーカップ。土井文化運動機製作所製造。
60年代までは観覧車の真裏にあるが、野外ステージの移動に伴い70年代初頭頃に晩年と同じ、円形プールの西隣に移ったか、撤去されて新しいものが導入されている。82年にはさらに新しいコーヒーカップが登場する。
詳しくは80年代アトラクションページへ。
孔雀舎
開園当初より入り口入って左側に存在。開園当初、孔雀は花壇付近で触れ合える(放し飼い?)状態にあったらしい。
当時の新聞記事によると、孔雀の鳥舎は開園直後の荒らされる事件が2度起こったようだ。尚この場所は70年代にはちびっこ動物園(2代目子供の国)となり、触れ合える動物の中には孔雀もいたらしい。

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コメント
はじめまして。
ワンダーホイールで働いていた
おばさんの息子です。
母(89歳)は、現在介護施設に
毎日通っています。
ティーカップで働いていた
おばさんと一緒に余生を
楽しんでます。
2人とも痴呆が進んで昔のこと
偶に思い出していますが、
すでに本当の夢の国の入口に
いるようです。
ヘイヘイおじさんは、残念ながら
以前から悪かった心臓が悪化して
お亡くなりになりました。
ドリームランドは、私の遊び場
だったので、写真探してみます。
プールに毎週立て続けに歌手が
来たイベントがあったんです。
水着の貴重な写真いっぱい撮った
覚えがあるので探してみます。
ピンクレディやキャンディーズ
郁恵ちゃん芳恵ちゃん
西城秀樹、郷ひろみ
南さおり、天知由紀
リンリンランラン 他
すごいメンバーですが
肖像権の問題が分からずお蔵入りしているのです。